ぬめり

ぬめり
I
ぬめり
(連語)
〔完了の助動詞「ぬ」の終止形「ぬ」に推量の助動詞「めり」の付いたもの〕
…てしまっているように思われる。 すっかり…てしまっているようだ。

「あひ思はで離(カ)れぬる人をとどめかねわが身は今ぞ消えはて~める/伊勢24」「伊勢渡る川は袖より流るれどとふにとはれぬ身は浮き~めり/後撰(雑四)」

II
ぬめり【滑り】
(1)ぬめること。 また, ぬるぬるしたもの。

「里芋の~をとる」

(2)なめらかで光沢があること。
(3)ぬるぬるする液。 粘液。
(4)泥にまみれること。
(5)平凡で陳腐な和歌や俳句を評していう語。

「五十三次の紀行はあまねく人のいひふるせど, 多くは歌よみ連歌師の~に, さよの中山に旅寝の詞をつづけ/鶉衣」

(6)しまりなく遊蕩(ユウトウ)すること。
(7)「ぬめりうた」の略。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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